1960-03-25 第34回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
まあすでに私立大学も学生の七割を収容しておるのでありますから、できるだけ物質面の援助は国でやりまして、内容方面は学校の創意工夫にまかして、よい私立学校というものがどんどんできるように、もちろんこれを放任していいかげんな学校ができることは望ましくないことでありますが、文部省において監督して、りっぱな私立学校というものを育て上げるようにする、と同時に大学の官営は徐々に民営に移していくという方向を私はとっていただきたい
まあすでに私立大学も学生の七割を収容しておるのでありますから、できるだけ物質面の援助は国でやりまして、内容方面は学校の創意工夫にまかして、よい私立学校というものがどんどんできるように、もちろんこれを放任していいかげんな学校ができることは望ましくないことでありますが、文部省において監督して、りっぱな私立学校というものを育て上げるようにする、と同時に大学の官営は徐々に民営に移していくという方向を私はとっていただきたい
十分法の精神を生かし、法を適用するということになれば、むしろ形式よりも適用される内容方面から考えなければならんと思うのであります。そういう意味から委員長が議運の方に申入れをされたことは誠に私は適当なことだと考えるのであります。その結果、地方行政委員会の方面にかかるということになつたことについては、決定したことで何らそれに対してどうこうと申述べる余地もありません。
第二号の方におきまして、それを精神方面、内容方面と、物的方面とに分けまして、「学校その他の教育機関の運営。」これは内容方面を主として考えまして運営する。それから「管理」は物的方面を考えまして、管理という言葉を使つておるのでありますが、これは必ずしも適切でないというふうに考えまして、この際これを改めたものでございます。
從つて編修というような内容方面ばかりでなく、あるいは檢定制度をどういうふうに運行するか、あるいは教科書の資材、印刷力、配給というような面についていかにすればいい教科書が今後早くできるかという全般の問題を檢討されることになります。從いまして個個の問題、ただいま御指摘の檢定の基準になります内容の檢討というような問題については、それぞれそれに附属するいろいろな委員會が構成されることになります。
殊に今日文部省あたりが、教育内容等において、或いは教育行政において、中央の教育行政が多分に地方に委讓される今日において、又教育の思想方面或いは教育の内容方面において、各大學總長、學長その他中小學校校長等が多分にその創意工夫をなすとか、更に多分に委讓するとあれば、從來のごとき文部省の劃一主義とか省令とか押付けがましい教育でなく行くという場面においては、これは文部省のそういう思想的或いは教育内容的においては